3-04 歴史の捉え方と活かし方

歴史とは、過去の出来事です。

過去を無視しては未来への展望も定まりません。それまでを省みて現状を認め、部分ごとに改めていきます。 悲劇の歴史を閉じていくことを心掛けます。


史観(歴史に対する統一的・体系的な解釈、歴史観)


「評価は後世の歴史家に委ねられる」といって、直前またはこれから起こそうとしていることの評価を定めないのは不当です。 後世の歴史家とは別に、現世(げんせい)で各自が現時点での見解を持って置く(及び記録しておく)のが正当です。


後世の評価は後世の人が役立てるためのものです。現在生きている人(今生)が役立てるためには、 現在の評価基準で判断するのが正当です。後世の人のためにも現在の見解を残しておきます。


歴史は多くの観点で記録するように心掛けます。ただし、同種の観点を省略してまとめなければ複雑・冗漫で役に 立たないものとなるため、注意します。


一方だけの見方だけではなく、他の見方、さらにそれぞれの見方の根拠及び成立過程までを網羅します。 考えられる全ての歴史観を取り込み、統一見解と見なせる部分をまとめ上げます。 歴史問題、教科書には対立する観点も載せた上で、比較して評価します。当時の道徳も考慮した上で評価します。


歴史を省みないことで内政・外交問題が生じています。私は「いずれ歴史が証明する」として判断を不当なまでに先送りはさせません。 直前の歴史への評価は情報を集めて早い内に行います。評価できなければその後の対処も難しくなっていきます。 情報源を管理し信用度を評価して広めることで、歴史問題に決着をつけます。 史料改ざんとこじつけに注意します。

二次資料・又聞きの書籍版



「善悪は時代によって変わる」という意見に対して述べます。 その時代での道徳及び善悪は有ります。そして私が知る限り、現時点では この正当規範文書での定義が一番役立ちます。 これからは自己都合優先で定義を変えるのは辞めましょう。


私の残すものも、後世に正当な使用を望みます。「自分が死んだ後は知ったこっちゃ無い」というのは、 少なくとも自分よりも後まで生きる可能性が高い「今生きている他人(具体的に言えば若年者)」に対する犯罪です。 「子を設けると苦しめることになるぞ」と言っているのと同じです。好き勝手の後の死に逃げは犯罪です。 人類をこれからも存続させていくつもりなら、予測可能な極限までの影響を考慮し、子孫に配慮するのが正当です。



3-03 文化と文明3-05 保守と革新
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