言語や方言の違いで会話が困難でもないのに会話が成立しない場合、
多くは「内容の矛盾」と「優越で在りたいがために理解したくない」の二大原因があります。
討論とは、論者の優劣を決めるための話し合いです。論じる内容よりも勝敗を優先するため、あまり役に立ちません。
議論とは、論題について話し合うことです。
正当に議論するには、議論の目的を定め、参加者を不当に貶めず、論じる内容を結論へと協力して向かわせます。
不当に参加者を貶める人には注意及び謝罪してもらい、それに応じなかったら議論の妨げとなるため、参加を禁じます。
結論を導き出すのを妨害する参加者についても同様です。
議論の過程は、調査して情報を集めた後、思考方法に準じます。
思考とは(論理思考とは)、目的である結論・解決法を得ようとする働きかけの過程。
「分析」で個々の要素を認識、
「比較」で個々の要素の類似点と相違点を認識、
「抽象」で目的に適う個々の要素を抜き出し、
「総合」で個々の要素を 統一的に構成し、
「概括」で構成した要素を目的に適う論理体系にまとめ、
結論を出す(判断を下す)。
・・・もう少し分かりやすく言い換えますと、
情報を得て、それらの違いを比べ、役立つものを抜き出し、それらを順序良く並べ替えて分かりやすくし、
そこから要点を抜き出して使いやすくし、それを使って判断を下す過程です。
詭弁・相手を欺き騙すための論
詭弁には詭弁ではなく、矛盾を排除した正当論で対処します。
矛盾しない概念で区分けをしていけば、入り乱れた主張の正不当を判別可能です。
諸説を取り込んで分類し、堂々巡りの討論に決着を付けましょう。
「非学者論に負けず」ではなく「非学者論を知らず因って用いず」です。
理屈(屈服させるための理)よりも正当に説得(説を得させる)することを優先します。
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